カケホーダイを契約しなくても、無料で通話する方法についての記事です。
いわゆる090番号で電話を発信する以外にスマートフォンで電話する方法はいくつかあります。
iOSのデフォルトアプリの「FaceTime」はiPhoneどうしは無料で通話できます。同様にAndroid OSには「Hangouts」というアプリがあります。
LINEアプリでは、”友だち”には電話番号を知らなくても、無料で電話がかけられます。
「SMARTalk」や「050plus」など、いわゆる050アプリで同じアプリどうしや同じ通信会社どうしは無料で通話ができます。
これらは相手が同じアプリを持っているという前提でしかかけられません。つまり相手がスマートフォン(一部IP電話回線の固定電話もあり)にしか電話できません。
しかし、LINEの機能の一部である「LINE Out」を利用すれば、アプリが入っていない固定電話にも無料で電話がかけられます。
主婦や中学高校生、学生にはカケホーダイはいらない
携帯会社大手3キャリアでは、一部を除いて基本プランがカケホーダイ必須となっています。
仕事でバンバン電話する人以外は、カケホーダイの基本料金ほども通話をしていないのではないでしょうか?
例えば、主婦や会社勤めで内勤の人、中学生や高校生、学生さんなどは、電話をかけても家族や友人、子どもがいる家庭では学校への連絡、あとはお店の予約や何かの問い合わせぐらいでしょうか。
LINEの友だちへの無料通話はもうあたりまえ
家族や友人間では、LINEの友だちなら無料通話が使えます。友だちの電話番号を知らないという学生さんもいるぐらいなので、LINEの無料通話で電話をかけるのが主流なのでしょう。
私も子どものスポ少の連絡網やお母さん同士の連絡はメールも電話もすべてLINEを通しています。
電話をかけるのは、家族親戚以外では、勤務先や子どもの学校への連絡、飲食店や美容院の予約ぐらいです。
格安スマホでも基本の音声通話契約のみでOK
私はドコモのMVNOのIIJmioと契約して、音声通話機能付きSIMを使っています。
通話定額オプションが、月額プラス600円で誰とでも3分、あるいはプラス830円で誰とでも10分の無料通話がつくプランがありますが、このオプションはつけていません。
家には固定電話もありません。
LINEの友だち以外に電話をかけるのは、LINEアプリにある、LINE Outで発信します。
LINE Outは1日5回、無料で電話がかけられる!
このLINE Outはあまり知られていないようですが、なんと、1日5回まで、無料で発信できるんです。
無料の「LINE Out free」と有料の「LINE Out」は簡単に切替できます。
ただし、無料通話をするためには、1回15秒以上の広告動画を見なければなりません。だいたい30秒程度です。
動画広告が配信されていないときは見る広告がないので無料通話ができないと規約にありますが、私がこの1年ほど利用した間で動画がなかったことは今のところ1度もありません。
動画のデータ量は30秒程度で10MBほどでした。
日本国内の固定電話には3分間、携帯電話には1分間の通話ができて、制限時間になると自動的に切れますので、勝手に有料通話に切り替わることはありません。(終了の少し前にピーと音が聞こえます。)
その日あと何回無料通話ができるかは、このように表記されます。
外国にも発信でき、発信先の国によって時間が異なります。
お店や会社などいつでも無料のところもある!
さらに、電話帳に載ってそうなお店や会社、公共施設などへは、無料で通話できる場合もあるんです。
その場合は1日5回の無料通話にはカウントされませんし、広告を見る必要もありません。
無料かどうかわかる方法は、このように発信先の番号を入れただけで「無料通話/お店」と表示されます。
私が今までに無料で電話をかけた相手先は、学校、かかりつけの病院、車のディーラー、学校指定の文房具やさんなど多数あります。
有料になっても通話料は格安
6回以上でも、通話料が格安で発信できます。
日本国内料金は、固定電話へは1分3円、携帯電話には1分14円です。
カケホーダイでない場合の通話料は、相手先が固定か携帯かにかかわらず、だいたい30秒20円、安くても30秒10円はしますよね。
固定電話にかけるなら、断然LINE Outのほうがお得です。
データ通信専用SIMでは、LINE Outは使えない
LINE Outは発信できる電話番号がないデータ通信専用SIMでは利用できません。(LINEの友だちへの無料通話はデータ通信の回線を利用した通話機能なので、データ通信専用SIMでも電話が可能です。)
SMS認証がありますので、SMSが受信できないとLINE Outは使用できません。
SMS付きデータ通信SIMもLINE Outは利用できるようです。ただしLINE Outは発信専用ですし、SMS付きデータ通信SIMでは電話は受信できませんので注意してください。
通話品質は悪くないですし、発信者の番号も通知されます(一部の通信会社では、非通知または通知不可能と表示されるようです)。
通話料の支払いは2つの方法から選択
通話料は2種類ありますが、どちらも先払いです。
30日間有効な定額プランと、一定額チャージして使用の都度残高が減るコールクレジットがあります。
私はコールクレジットで必要な都度購入しています。
最近購入したのは4月30日ですが、その前に購入したのは去年の7月です。240クレジットとは240円分ですので、240円使うのに10か月ほどかかったということです。
有料でかけるのは、無料の通話時間を過ぎそうな時があらかじめわかっている時のみです。
ほとんど無料通話の範囲でおさまりました。
30日有効プランは発信先の国によって、また相手先が固定電話か携帯か両方かによって料金プランがいろいろあります。
日本国内の固定電話のみだと60分120円、日本国内の固定と携帯60分390円、他にもいろいろプランがありますので、詳しくはLINEのアプリやサイトで確認してみてください。
LINE Outの有料プランについてはこちら
まとめ:「LINE Out」活用でカケホーダイは不要
LINE Outを活用すれば、カケホーダイじゃなくても電話の通話料を節約することは可能だということが、おわかりいただけたでしょうか。
090番号の契約なしで、MVNOのSMS付データ通信SIMの契約にすれば基本料金もさらに安くなりますし、LINEの友だち間無料通話やLINE Outを活用すれば通話料金はいくらでも抑えられることができます。
電話の受信には、「SAMRTalk」だと基本料金なしで050番号が発行してもらえるので、維持費タダで使えますね。
以上、LINE Out活用方法についてでした。
コールクレジットを割引料金で買う方法もありますが、その方法についてはまた別記事でお伝えしたいと思います。