(2017/10/23 内容を少し改定しました。3年目以降の学習内容について変更あります。)
小学生から中学生にかけて基礎英語を利用した英語学習については、5年間かけてこつこつ継続できるとかなりの力がつくと考えています。
5年も何かを続けることってなかなかできることではありません。5年間基礎英語を続けたという実績が、子供の自信にもつながると思います。
中学生で英語が嫌いにならないためにも少しずつ基礎英語学習を定着させてください。焦りは禁物です。
小学生からの基礎英語 5ヶ年計画
- 1年目 小学5年基礎英語1 (←小5息子 現在)
- 2年目 小学6年基礎英語1
- 3年目 中学1年基礎英語2 (←中1娘 現在)
- 4年目 中学2年基礎英語2、基礎英語3、多読、会話
- 5年目 中学3年基礎英語3と高校受験英語、多読、会話
この学習計画はあくまでも目安ですので、進めながら随時更新していく予定です。また、基礎英語以外のテキストや学習メソッドも活用する予定です。
1年目 基礎英語1 聞くだけ(小5推奨)
毎日聞くだけ15分の学習です。予習も復習も必要ありません。
最初は何を言ってるのかさっぱりわからないでしょう。
単純にストーリーを楽しんで、ラジオ英語聞いてて楽しい、と思えたらシメシメです。
知らないうちに発音してみたり、単語を読んでみたりするかもしれません。
2年目 基礎英語1 2回目(小6推奨)
本格的な学習を開始します。
1年目でしっかり継続できていれば、1年目よりも簡単に感じるでしょう。あ、この単語、このフレーズなんか知ってる、ということが多々あるはずです。
予習は必要ありません。15分間テキストを見ながらしっかり聴いて、英文もわりと聞き取れるようになっている段階でしょう。
ストーリー本文を何度も音読したり、Can doを繰り返し音読して暗唱したり、定型文を丸ごと暗記するようにしましょう。
少しずつアルファベットや単語を書く練習をしてもいいですね。
こちらの記事で、2年目の基礎英語1のレッスンやテキストの活用法など具体的に説明していますので参考になさってください。
また、余裕があれば英単語の本などを活用し、語彙を増やしていきましょう。
3年目 基礎英語2 (中1推奨)
中学生になり、学校で英語の勉強が始まりましたが、すでに基礎英語1を終えていれば学校の授業は簡単に思えるでしょう。
しかし、単語のつづりを覚えたり、基礎的な文法事項を習ったり、学校の宿題をこなすのに大変かもしれません。
学校の宿題ではどうしても「書く」作業が多くなりがちですが、「聞く」こと重視でいきたいと思います。
家庭で「聞く」学習のための教材を準備するのはなかなか大変ですが、基礎英語は自宅でいつでも無料で聞くことができます。
英検の受験などを考えていれば、英検対策の勉強をはじめてもいいでしょう。基礎英語2が理解できていれば、市販の英検対策問題集3級レベルから始めてもいいでしょう。我が家も1年生のあいだに3級取得を目指します。
余裕があれば、この頃から少しずつ長文を読む練習を始めてもいいでしょう。
2017年度の基礎英語2のテキストでは金曜日の「Grammar Box」のAnother Storyのコーナーや、「Wondrous World Stories」のページにちょっとした読み物がありますので、少しずつ長文を読むことになれていけばいいかなと思います。
CDやダウンロード音声を購入された場合は、「Wondrous World Stories」の音声も入っているので活用できますね。
4年目 基礎英語2、基礎英語3、多読、会話 (中2推奨)
学校の勉強と並行させるため基礎英語2をもう一度聞きます。復習と定着をはかります。
基礎英語3は「聞くだけ」でもかまいませんし、どんどんできるならしっかり学習してもいいです。
基礎英語1から2は、まだそんなに難しくなりませんが、基礎英語3になると、ぐっとレベルが上がり内容も難しくなります。音声スピードも速いです。
学校の勉強よりも高度な内容になりますが、3年間継続できていれば、ついていくことは困難ではありません。
基礎英語での学習が継続できていれば、学校の勉強もついていけているはずです。
英検3級の勉強も簡単に感じるぐらいでしょう。
ちょっとした英文も読めるようになるでしょう。そろそろ英語の文章を読む「多読」を始めてもいいでしょう。NHKラジオ講座のエンジョイ・シンプル・イングリッシュはおすすめです。中学生レベルから少し難しいレベルの本文ですので、ラジオ放送を聞いたりテキストを読んだりしてステップアップをはかります。
また、会話の練習もしたい場合は、同じくNHKラジオ講座の「英会話タイムトライアル」がおすすめです。「英会話タイムトライアル」については別記事にする予定です。
5年目 基礎英語3 2回目(中3推奨)
中学英語の総復習も必要で、公立中学生なら高校受験があります。
高校受験では他の教科も勉強しなければならないので、英語だけに時間を使うことはできませんが、英語はもっとも重要な教科の1つです。
基礎英語3をもう一度繰り返して定着をはかり、受験のための勉強も始めます。
単語や熟語を覚えたり、重要な文法を確実にしていく必要があります。
基礎英語を4年間続けていれば、ある程度の基礎は確実に身についていますので、ここでしっかり定着させましょう。
また多読、会話練習を継続することによって、英語のスキルアップを図っていきましょう。
6年目以降はどうするの?
以上、このような段階を経て、基礎英語で中学英語の定着をはかりたいと考えています。
5年間基礎英語で学習したら、かなりの基礎力がついているはずです。
しかし、英語の学習は、ここまでやったら終わりというものではありません。
大学受験をする人も、しない人も、せっかくここまで積み上げた英語スキルを衰えさせるのはもったいないことです。
NHKラジオ講座には基礎英語以上のレベルの講座もありますし、世の中にはたくさんの英語教材がありますので、少しずつレベルアップして英語力を維持することが大切です。
本屋さんでこういった冊子が無料で配布されていますので、良かったらご参考になさって下さい。