英語が苦手・嫌いな中学生におすすめの英語勉強法

9月になり2週間が過ぎようとしています。

2期制の中学校ではそろそろ前期の期末試験でしょうか。

もう終わったところもあるかもしれませんね。

さて、こちらの記事にも書きましたが、中学生の半数近くの人が今頃の時期から英語が苦手と感じたり、嫌いになってしまうそうです。

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このまま苦手意識が強くなったり、嫌いになってしまうと、ますます英語学習を避けてしまうという悪循環に陥ってしまいます。

その前に、そうならないための手立ては何かあるでしょうか。

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英語がわからなくて楽しめない時は、楽しいと思える教材を使用する

中学生の英語学習のメインは、学校の教科書やワークブックが中心です。

ですが、一般的な公立中学校で使用されている教科書は、ずばり、

おもしろくない

です。

内容が面白くない上に、

日本語訳などがまったくのっていない

ので、自分で単語を調べたりしなくてはいけません。

そうすると、単語調べは面倒なので、やらなくなる

→いつまでも英語が理解できない

→わからないから、おもしろくない

という悪循環に陥ります。

そんな時はいったん、教科書での勉強をやめて、英語よりも、

内容そのものが面白いと思える教材

を取り入れてみてください。

英語はニの次ぐらいに考えて、ストーリーなどの内容が楽しめる教材を探してみてください。

やっぱり基礎英語がいちばんおすすめ

私の一番おすすめはやはり「基礎英語」です。

基礎英語は中学生レベルを対象としているところも、中学生が取り入れやすいところだと思います。

基礎英語1→中学1年、基礎英語2→中学2年、基礎英語3→中学3年となっていますので、あれこれ教材を探す必要なく、現状では簡単に入手可能な音声付の教材としては、最適ではないでしょうか。

特に基礎英語1のテキストは、見開きページにストーリー本文の英文と日本語訳文や単語の意味が掲載されているので、あれこれ他のページを見たり、単語の意味を調べたりといった面倒な作業をする必要がありません。

英文がわからなくても、すぐ日本語訳をみて確認できます。

基礎英語は学校の教科書よりも内容が面白く(あくまで個人の感想ですが)、重要なポイントもコンパクトにまとまっています。

テキストの紙面も、黒と赤の2色刷りで重要ポイントが一目でわかるようになっていますので、赤字のところが大事なんだなとすぐにわかります。

登場人物のキャラクターが確立されているので、物語として共感したり感情移入もしやすくなっています。本好きの小学生や中学生でしたら、間違いなく楽しめる内容ではないかと思います。

そして、基礎英語はラジオ講座だけあって、音声教材としても優れています。

基礎英語1は、初心者でも無理なく聞き取れる速さの会話ですし、音声を聞きながら音読する場合も、音声に合わせて声を出しやすい速さになっています。

かつてからあるラジオ放送を録音する方法のように、スマートフォンのボイスレコーダー機能を使えば聞き流し音声教材も簡単に作成できます。

基礎英語:やっぱり音声を何度も聞きたい、そんな時の方法は?
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書店に溢れる教材から自分にあったレベルの教材を探すのは、けっこう大変だと思いますので、基礎英語なら対象レベルがわかりやすく分類されていて、手っ取り早く教材を入手できるところもおすすめポイントです。

マンガや絵本もおすすめ

おもしろいと思える教材が見つからなければ、マンガでも絵本でも何でもいいです。

単語調べなどの面倒くさい作業が不要な教材がいいです。

英語の近くに日本語があって、すぐに内容が確認できるものだと面倒がありません。

どんなものが面白いかは人によって異なるのですが、とりあえず取っ掛かりが掴めればいいと思いますので、書店でいろいろな本を手に取られるといいかと思います。

今は「ドラえもん」などのいわゆる漫画が英訳されたものが多数販売されていますので、そういったものでも最初は良しです。

よく知っている絵本の原作もおすすめです。

例えば、「ふたりはともだち」は小学校の国語の教科書にものっているので、読んだことがある人は多いではないでしょうか。仲良しのかえるくんとがまくんのやりとりが、ときにほっこりさせてくれたり、ときにホロリとさせてくれたり、大人が読んでもやさしい気持ちになれる、素敵なお話がたくさんあります。

その英語原作の本がこちらになります。

CDもあります。

このCDコレクションはこのかえるくんとがまくんシリーズの他の3冊「ふたりはいつも」「ふたりはいっしょ」「ふたりはきょうも」の朗読音声がセットになっていて、著者自ら朗読されていて、聞きごたえがあります。小学生にもおすすめです。

ちょっと費用はかかりますが、日本語と英語のそれぞれの本と、英語の音声CD等を購入して、「日本語を読む→音声を聞きながら英文を見る→声に出して読んでみる」を何度も繰り返すうちに、だんだんと英文が理解できるようになってきます。英文を読むときや聞く時に意味が分からなかったら、日本語ですぐに確認しましょう。

余談ですが、アーノルド・ローベルさんの作品の中では、「ふくろうくん」もおすすめです。

学習のメインは音声を聞くことと音読:文法はやらなくてもOK

英語が苦手に感じているうちは、文法事項はさらりと流すぐらいにして、あまり深入りしない方がいいと思います。むしろ全く文法の勉強をしなくてもかまいません。

とにかく英語の音声になれることができれば、少しずつ何を言っているかわかるようになるので、そうすると自然にもっと知りたいと思うようになってくるでしょう。

英語学習の初心者は、英語が何を言ってるのかさっぱりわからない、というところでもつまづいているので、日本語で内容を理解してから英語音声を聞くという順序でいいので、英語の音声になれるところを重点的にするといいと思います。

音声を聞いて、音読がスムーズにできるようになれば、少しずつ苦手意識も薄れていくのではないでしょうか。

学校のテスト対策にはならないかもしれませんが、無理にテスト勉強をしてもわからないまま終わってしまいます。

もしちょっとでも早く学校の勉強に役立てたいということであれば、基礎英語を本当におすすめします。

学校の教科書でどうしても勉強したいという場合は、教科書ガイドと教科書の音声CDを購入されるのもいいかと思います。

教科書ガイドはいろんな内容が盛りだくさんで、情報が多すぎると思うのですが、とりあえず本文の訳文と単語の意味を確認するために使いながら、教科書のメインの本文の部分の音声だけをCDからピックアップして聞いてみてください。

もし、今中学生で英語が苦手だと感じているようだったら、何年生であっても少しでもこの方法で始めてみてください。

日本語で理解してから英文になれる、時間がかかる面倒な作業はしない、というところがポイントです。

そして、嫌でなければ食事中や朝の身支度の時などでも英文の聞き流しをしてもいいと思います。

即効性はありませんが、少しでも英語に対する苦手意識が小さくなって、英語学習を楽しんでいただけたらと願います。

それでも即効性が必要な切羽詰まった人向けの、

「とにかくこれだけ編」もご参考ください。

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